バレル・BARREL

ダーツ で最も重要な、 ダーツ 中央の金属製の部分。
投げる際には、この バレル の部分を持つことが一般的です。

バレル の材質は真鍮、ニッケル合金、 タングステン 合金など様々です。
(特殊なものでは、ステンレス、アルミニウム、一部チタン)
現在の主流は タングステン 合金です。

タングステン は比重が重いため バレル を小さく(細く)作ることができ、2本目以降が干渉しにくいというメリットがあります。
バレル によって、合金の タングステン含有量が違います。
一般に含有量が高いものほど高価です。
タングステン の含有量が高い方が強度があるので、様々な形状の バレル が作りやすいと聞いたことがありますが、定かではありません。

余談ですが、使用している感じでは タングステン の含有量が低いものほどくすみやすいように思います。
使用せずに放置すると、まさにネズミ色に変色し、1度変色すると元に戻りません。

重量は ハードダーツ の方がより重いものが多く、公式ルールでは50グラムまでの バレル が認められていますが、 実際には20グラムから30グラムまでのものが多いようです。
ソフトダーツ では、これより軽く20グラムまでとされており(ダーツマシンの耐久性を考慮して?)、16グラムから20グラムまでのものがほとんどです。

材質の部分にも関係してきますが、ステンレスやアルミニウムは タングステン よりも比重が軽く、より軽量の バレル を作ることができます。
ステンレスだと タングステン の約半分8グラム程度のものが作れます。アルミニウムだとさらにその半分の3グラム程度になります。
これらの バレル は一般的ではなく、 ダーツ をやっている人たちの中では練習用という位置づけではないでしょうか。
軽い ダーツ は、軽いだけに力の影響を受けやすいので、無駄な力を拾ってしまい、狙ったところから外れやすくなると思います。

ソフトダーツ において重量の表記は、組み立て想定の重量を表記している場合と、本体重量を表記している場合があります。
本体重量と表記していない場合は、ほとんどの場合組み立て想定の重量であり、 バレル の重量は表記されている重量より1~1.5グラム程度軽いです。

長さも様々ありますが、40ミリを基準として、それより短いものをショートバレル、長いものをロングバレルという認識です。

バランスも様々ですが、主に前重心、センター重心、後ろ重心に分かれます。
それぞれ、 バレルグリップ想定位置に対して、どこに重心があるかで判断しています。
よって、 グリップ 想定位置が バレル 後方である場合、 バレル の中心に重心があれば前重心ということになります。

一般に、センター重心の ダーツ が一番コントロールしやすいとう認識です。
前重心の ダーツ は勝手に飛んでくれる感触が強いのですが、力が入りすぎると ダーツ が暴れてしまう傾向があり、 逆に後ろ重心の ダーツ は、しっかり押すように投げるタイプで、人によっては飛ばしづらい ダーツ であると思います。

国内のメーカーで、 タングステン とチタンを結合させて バレル を作るという技術が開発され、 バレル の前方部分が タングステン 後方部分がチタンという バレル が作られています。
チタンは タングステン より比重が軽く、より前重心の バレル をつくり出すことに成功しています。

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