01戦略

01のゲームの流れを考えると、大きく2つに分かれると思います。
序盤の点数を減らす部分と終盤の点数を調節する部分です。

序盤の点数を減らす部分は、とにかく点を削るだけです。
初心者はこの場合どこを狙って投げればいいか迷うと思います。
やっている人はみんなブルを狙ってると思いますが、その理由を述べたいと思います。

ソフトダーツでは、01の場合ブルが全部50点の設定になっています。
ブルに刺されば50点ということです。
ボードの中で最高得点は60点です。トリプル20です。
なぜ60ではなくブルかというと2つ理由があると思います。
一つ目は単純に面積が大きいということです。
ブルは、他のナンバーの外側のシングルとほとんど変わらない大きさなので、 トリプルに比べるとかなり大きいです。
二つ目は、外れた時のリスクが少ないということです。
外れる方向というのは基本的にコントロールできません。
なので、外れるときは狙っている場所の周りにランダムに刺さります。
この時、トリプル20を狙う場合、隣が1と5なのでどうしても小さい数字に刺してしまいます。
ブルを狙う場合は、1から20をランダムに刺します。
1から20の平均は10.5です。
確かに大きい数字や小さい数字に刺さるのですが、平均すると10点ぐらいになるのです。
(ちなみにトリプル20の周辺の数字の平均は8.75です。形が違うので一概に比較できませんが。)
広くで刺しやすいし、外れたときもリスクが少ないというのがブルを狙う理由です。

あと身長が低い人はブルの方が近いというのも理由になると思います。

終盤の点数を調整する部分についてですが、 まず、最初に知らなければいけないことは、一定より小さい点数になると小さい方が危険だということです。
初心者は点数が小さければ小さいほど、フィニッシュに近づいてると思いがちです。
それはそれで間違いではないのですが、それだけではない部分があります。
点数が小さくなると、それと同時にリスクも増大していきます。
例えば、1と20の場合、1は1本目で決めなければバーストしてしまいます。20はトリプル20とダブル20に入れなければ、2本目を投げることができます。
同じ面積で、同じような場所にありますし、技術的(難しさ)にはほとんど違いがないのですが、この2パターンはリスクが違うのです。
こういうことが01のゲームの中では多々あります。
このため、上級者になればなるほど、大きな数字から点数を調整するという事を意識します。
このように数字を調節することをアレンジといいます。
では、どれぐらいの点数からアレンジを考え始めればいいかというと、最初は100点を切ってから考え始めるぐらいが良いと思います。
100点を切るまではとにかくブルを狙って点数を減らしてください。

アレンジの基本は偶数にするということです。
これを奇数を切るといいます。
偶数が良い理由は、単純に奇数の場所より偶数の場所が多いということ、 ボードの中で偶数のエリアは41ヵ所、奇数のエリアは20ヵ所(ブルを50とした場合)です。
次に偶数の方が、ミスに対して対処しやすいということです。

アレンジに関しては別項で詳しく書きたいと思っているので、 今はそういうものなんだと覚えておいてください。

では具体的に何をするのかというと、 奇数の時に奇数を撃って偶数にするのですが、この時に狙うのが下の7、19、3、17のエリアです。
基本は19と3を狙うという事なのですが、この場合19と3に入らなくてもまわりの奇数に刺さるので、必ず偶数になるというのがメリットです。
これは一つの法則ともいえるもので、そうとうの上級者でないかぎりこれに従うことをオススメします。

では、いつ撃つのかということですが、 その奇数の並びで一番大きい数字はトリプル19です。
つまり57点です。
これより大きくて奇数のときに1本トリプル19を狙って撃ちます。
具体的には80点代ぐらいが良いと思います。
これで入れば、必ずダブルがある数字になります。
入らなくても、奇数のエリアに刺さっていれば、ブルとダブルもしくはシングルという数字になっているはずです。

次に考えるのが、60点以下になった場合です。
60点以下というのは、ブルに入るとマズいという点数です。
当然こうなるとブルは狙いません。

基本は奇数を切るということなのですが、 60点以下の偶数でも、1本で上がれない数字が存在します。
58、56、52、46、44、です。
この数字にならないように、奇数の並びのエリアの中で狙うところを変えてください。
この数字になってしまってもカバーできるので、できればそうした方がいいという程度です。

更に40点以下になった場合。
40点以下というのは、偶数は必ずダブルの数字があるという状況です。
なので、ここまでくると小さい数字ほどバーストのリスクがあるということです。
こうなった場合、減らし過ぎるのは危険なので、奇数を切る場合必ず3を狙いましょう。

アレンジの考え方というのは、入った場合と入らなかった場合の両方で、どういった数字になるのかということです。
入らなかった場合を考えるというのが非常に重要です。
初心者の方は狙っても入らないからどこ狙ってと言われても無駄と考えるかもしれませんが、 逆に100パーセント入るのであれば、アレンジを考える必要はありません。
偶然でた数字を刺せばいいわけですから。
入らないから、アレンジを考える。これが重要です。

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