フライト・FLIGHT

フライト とは最後尾の翼のことで、矢で言うところの矢羽です。
材質は、ポリフィルム製のものが多いです。
フライトダーツ の挙動を安定させるという役割があります。

ダーツ の飛びに影響する要素は、 フライト の表面積であり、表面積が広いほど ダーツ の向きを矯正または安定させる力が強いということです。
向きを矯正または安定させる力は、いわゆる空気抵抗なので、表面積が広いほど ダーツ は失速します。

つまり、表面積が広いほど ダーツ の向きを修正、維持してくれるが、抵抗も大きいので ダーツ はよりきつい弧を描くという結果に。
表面積が狭い場合はこの逆の現象が起きるので、 ダーツ はより直線的な軌道を描きます。

ダーツ の向きを矯正または安定させる力については シャフト の長さによっても効果が変わる為、同じ面積であっても同じ効果が得られるとは限りません。

一般にダーツ 初心者の場合は、 ダーツ にうまく力を伝えることができないので、表面積の小さい フライト の方が感触が良いようです。

フライト は形状も様々ですが、形状は ダーツ の追突について配慮するためです。
表面積の広い フライト は、同じ場所を狙う場合、先に刺さった ダーツ が邪魔になります。
追突の影響を緩和するために、 フライト が回転して後発の ダーツ を避けるものもあります。
また フライト が外れるようにできているのはこのためです。
フライト が外れることによって、弾かれるのを防いでいるのです。

また近年では、最初から十字に開いた フライトが販売されていますが、機能としては同じものです。

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